インフルエンザワクチンについて

１）昨年は９月に入ってから、「新型コロナ感染症」と「インフルエンザA型」の患者さんが急増し、１1月に入って、「新型コロナ感染症」は減少気味でしたがインフルエンザは続いていました。そして、新年の1月に入っても「インフルエンザA型」が依然として見られています。。これまでは、インフルエンザは１１月ころからA型が見られるようになり、翌年に入ってB型の流行ることが多かったのですが、今期は予測がつかないようです。なお、発熱のある患者さんは必ず電話連絡の上受診をしてください。　　　　　2）インフルエンザワクチン接種は開始しています。インフルエンザワクチンは、血液の中の抗体（抵抗力）を増強するために行うものです。鼻や口から入ってくるウイルスを直接的に防ぐ事はできません。しかしながら、侵入してきたウイルスに対して予防接種によって得られた抗体（免疫力）によって、発症を抑えたり、重症化を防ぐとされています。生後６か月のお子さんから接種が可能です。予防接種の回数は、乳幼児のお子さん（５歳位）までは２回の接種が必要なので、特に今年はできるだけ早く、１０月中に１回目を受けるようにしてください。２回目の接種は、おおよそ３～４週間後となります。６歳以上では、１回の接種でよいとの報告もありますが、受験等で２回接種を希望される方はご相談ください。なお、今年もワクチンの不足も考えられますので、対象は「当クリニックかかりつけのお子さん」と「乳児をお持ちのお母さん」に限らせていただきます。